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アメリカ大統領就任式・豆知識


第46代・米大統領の就任式では、宣誓時に聖書を用いるのが慣例だ。歴代大統領は右手を上げつつ左手を聖書に置き、「神に誓って(So help me God)」と宣誓する。米メディアによると、バイデン大統領はバイデン家で引き継がれてきた聖書を宣誓に用いた。2009年の副大統領就任時にも同じ聖書を使った。トランプ前大統領は17年の宣誓時に、リンカーン大統領が19世紀に使った聖書などを用いた。

宣誓時に聖書を用いる慣例は初代大統領のジョージ・ワシントンから始まったという。過去には例外もあり、米紙ニューヨークタイムズによると、マッキンリー大統領の暗殺により副大統領から昇格したセオドア・ルーズベルト大統領は聖書を用いずに宣誓した。2021年1月20日という就任式の日程は時代を経て変遷してきた。ジョージ・ワシントン初代大統領の就任日は1789年4月30日だった。

その後議会が就任式を3月4日に定めた。前年の11月上旬大統領選から就任式まで4カ月程度期間を空けることで集票作業など各種準備や首都への移動時間を確保する目的が背景にあった。その後は技術発展に伴い、準備や移動に要する時間の短縮が進んでいった。1929年からの世界大恐慌で新大統領が早急に政策を打ち出す必要に迫られた。33年に議会が憲法改正し、就任式の日程を選挙から約2ヶ月ごの1月20日に定めたのち現在に至っている。大統領の就任式で、ソプラノ歌手のレディー・ガガさんがアメリカ国家を独唱した。(2021.01.20日本経済新聞)

副大統領はバイデン氏の支持者である、ハリス氏。ハリス副大統領は、1月20日、就任式を祝う特別番組で「暗黒の時代でも、私たちは夢見るだけでなく実行する」と述べ、新型コロナウイルス感染拡大や政治の分断など足元の危機を切り抜けるべく努力することを米国民に誓った。また、危機を乗り超えるために「団結し、自分たちを信じ、国民を信じ、ともに成し遂げられるこを信ずる」ことが求められるとし、結束を呼びかけた。

ハリス氏は、南北戦争の復興を見たリンカーン大統領や公民権運動を主導したキンギ牧師、アポロ計画の月面着陸など、米国史に残る挑戦を例示し「大いなる試みは大いなる決意を伴う」と指摘。「同様の決意が今日の米国でも表れている」と述べてコロナ禍と戦う科学者や教員、子育てに奮闘する親を称賛した。

ハリス氏のスピーチの後にはソウル歌手のジョン・レジエンドさんが「フィーリング・グッド」を披露した。人権活動家でもある黒人女性歌手ニーナ・シモンさんが歌ったことで有名な同曲には「新たな夜明け」「新たな人生」という歌詞がある。(2021.01.22日本経済新聞)

|Posted 2021.1.22|