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卵の自動選別包装装置・南部邦男社長

世界中で毎日のように食べられている鶏卵。新興国でもサイズ別に詰めて販売することが多くなっている。京都市に本社がある「ナペル」は、国内で初めて卵の自動選別包装装置を開発。技術料が評価されて国内で8割、世界で2割のシエアーをも持つ。1964年 父親とともに家電メーカー向けの制御機器製造会社を立ち上げた。

しかし、下請けとして厳しい環境が続き「他社がまねできないものを作れば価格決定権を握れる」という思いを強くしていた。そんな時に友人の言葉をヒントに開発を思い立ったのが卵の選別包装機であった。 南部社長らは下請け仕事が終わった後に連日、遅くまで開発に没頭。パックに卵を落とす方法を工夫することで、ぶつからず割れない装置などを考えついた。5年の歳月をかけて79年1号機が完成。欧米製の4分の1程度という低価格で売り出すと「全国の養鶏業者などに飛ぶように売れた」ただ、「いま振り返ると冷や汗がでるほど低い性能だった」と笑う。

現在の装置はコンベアーに流した卵を洗浄・乾燥させ、ひび割れなどを検査。重さを瞬時に判断んし、 LMSなどサイズ別に分類して包装する。一連の作業はコンピューターで管理しおり、卵を流してからパック詰めまでの時間は5分程度。1時間に12万個の卵を処理できる。(日経新聞2015.02.02・南部邦男社長とこのHPの管理者は台湾の烏山頭ダムを通じての知合い)

 |Posted 2015.2.16|