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台湾を農業国にした八田與一 : 歴史から何を学ぶ

烏山頭ダム 戦前、日本人が悪いことだけでなく、良いことも行ってきたことを八田與一技師が証明している。日本の50年間に及ぶ台湾統治におけるインフラ整備には、莫大な資金と優秀な人材が多く投入されている。当然、嘉南大圳もその一つに過ぎない、進歩的文化人と自称する人達は、嘉南大圳を「日本の利益のために造ったのであって、台湾人のためではない。八田技師は資本家のために働いた技師であり評価することはない」と言う。しかし、嘉南大圳の恩恵や八田技師その人を最もよくしっているのは、進歩的文化人と自称する人たちではなく、現地で生活した水の恩恵を受けている台湾人その人達である。

また、この他にも満州や朝鮮で地域のインフラ整備に資本と技術力をつぎ込んだ例はいくらでもある。戦前の満州で貯水量125億トン琵琶湖に匹敵する人造湖を持つ豊満ダムを造り、中国東北地方の治水と電力供給に寄与し、一大工業地帯に変貌させた事実・朝鮮の鴨緑江に貯水量76億トン、発電量70万キロワットの当時世界最大の発電量を誇る水豊ダムをつくり、北朝鮮の工業化に寄与せしめた事実。また文化面ではフイリピンのマニラ郊外にあるラス・ピニャス教会に現存する世界で唯一のバンブーパイプオルガンが、大東亜戦争中、日本軍によって守られ、1942年には日本軍政部が費用を出して分解修理し、今日でも現地に感謝されて使われている事実。しかしこれらの光の部分が正しく報道され、日本国民に知らされることはほとんどない。

影の部分を直視し正確にしる知ることも大切なことであると同時に、光の部分も同じようにしる必要がある。偏った歴史教育、いわゆる影の部分ばかりを強調する自虐史観教育や報道からは、心豊で世界に貢献する誇りある日本人は育たない。公に奉仕し、人類のために尽くす人材を育成することが、これから日本にとっては急務である。八田技師の考え方や生き方ない学び、21世紀を担う若人の中から、現地の人々から慕われる第二、第三の八田技師が育つことを願ってやまない。
(このHP管理者遠山の友人:作家・古川勝三氏の「台湾を愛した日本人」著書の講演記録解説から)

|Posted 2012.3.14|