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納豆を食する大切さ (心筋梗塞や糖尿病の予防)

納豆には脳梗塞や心筋梗塞などの原因となる血液中の血栓を溶かす素晴らしい酵素が含まれていることがわかった。ナットキナーゼは、いまや国際医学語として全世界の人々の知るところとなっている。かって、ソ連が宇宙食としての納豆研究を行ったことがあるそうだ。ナットキナーゼは、高温70度以上ではその効力を失ってしまう。従ってはるか以前から納豆は食べることで効力があるとされてきたことは正しい。

しかしこんにち、納豆は血栓を溶かす素晴らしい働きの他に、多くのパワーを秘めている。従って納豆は生で食べてよし、炒めてよし、揚げてよし・・・あらゆる料理法で私たちに健康を提供してくれる。納豆はいまや国民病とも言われる糖尿病予防のためにも大いなる効力を発揮してくれている。 納豆に含まれているビタミンB2に血糖値を下げる働きがあることはかねてから知られていた。不思議なことにそのビタミンB2は大豆に多く含まれるが、それが発酵して納豆になると約5倍のビタミンB2を含むことになる。

納豆には多くの食物繊維が含まれている。これによってインスリンの分泌が正常な速度で対応することができ、血糖値の急激な上昇を抑えてくれることになる。 糖尿病と共に、今日の生活習慣病の横綱は高血圧症である。これは塩分の塩分の取りすぎによって生じるものであるとされている。嬉しいことに納豆にはレシチンという脂質が大量に含まれていて、悪玉コレステロ^ルを抑えることのできる重要な働きをするとされている。

骨粗しょう症が今日多くの日本人を悩ませている。それはカルシュウム不足から起きてくるものである。カルシュウムを体内に取り込むためにはビタミンDが必要である。しかし、血液の中に多くのカルシュウムを入れたとしても、それを長く定着させるためには、ビタミンK2という物質が必要である。これがなければ骨になりにくいこともわかっている。ビタミンK2は腸内細菌が作り出すものであるとされているが、加齢とともにそれが減少し、必然的にK2が減って骨が弱くなってしまう。これは、骨粗しょう症である。この骨を丈夫にするビタミンK2はは驚くべきことに納豆しか含まれていない。

頭のよい子は、すなわちIQの高い子どもたちはよく納豆が好きであると言われてきてきた。納豆が健脳食として今では全世界が注目している。納豆に含まれているレシチンが脳の働きを活発にして、記憶力を高めていくからである。普通、高齢化が進むと脳の活力は弱っていく。その結果としてボケなどが起きる。納豆はそのような老人性痴呆症を防止してくれる。(株式会社エノク出版・8月号より)

 |Posted 2010.8.10|