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国力のあるうちに再生を  (ジャーナリスト・櫻井よしこ氏)

国際ロータリー第2760地区(愛知)の、西名古屋分区大会(2009年2月19日)で、ジャーナリストの櫻井よしこ氏は『日本よ、つよき国となれ』をテーマに講演した。

「日本を取り巻く環境は厳しいが、現在の状況をコップの水に例えた場合、あと半分しかないと思わず、まだ半分もあると考えて国力とエネルギーがあるうちに水を一杯にする努力をしていただきたい。問題が山積しているが、何をすべきかという優先順位と根底にある問題を考え、対症療法ではなく根治治療することに集中していただきたい」と前置きし、世界の現状と米中間の連携強化の実態、日本への影響を説明した。

さらに、櫻井さんは「歴史を振り返ると、日本は誇りある国家であり、足跡を学ぶことによりエネルギーと勇気、英知を汲み上げ、これを現在と未来にいかしていくことが私たちの責任だと思います。ロータリンの皆さま方には会社のリーダーとしての責任自覚していただき、その自覚が実行されるときに日本は見事に再生し、国際社会をより幸せにしていくものと思います」と結び、

最後に、櫻井よしこ氏は、1920年代から1930年代の「日本、アメリカ、中国の歴史の事実」を知って欲しい。そのお勧めの一冊は、ジョン・マクマリー(1881~1960)が、1935年に書いたメモランダムを、米国海軍大学校教授、アーサーウオルドン教授加筆修正して、日本人、北岡伸一氏訳の「平和はいかにして失われたか」であると紹介した。このホームページ管理者も、歴史の事実を知るお勧めの書籍であると思う。
櫻井よしこ氏は「一般財団法人・国家基本問題研究所・理事長」

 |Posted 2009.4.1|